中学一年生から習慣化したい教科書中心の英語学習方法
10月になりました。
中学一年生のお子さん持つ保護者の皆様、こちらをご覧いただきましてありがとうございます。
お子様の学習の調子はいかがでしょうか?
今回は英語の学習方法についてお伝えいたします。
英語学習の何が難しいか?
保護者の皆様の中には学生時代英語が得意で「何が難しかったっけ?」とお思いになられる方もいらっしゃるでしょう。
そうなんです。英語が得意な人(あるいは英語で困ったことがない人)からすると、何が大変なのと思いがちです。特に中学の英語は文法中心だからなおさらですよね。
ただ、塾で生徒の様子を見ていると「ああ、ここが大変なのかな」と思うところがあります。
英語はイレギュラーバウンドの多い科目
例えば2学期から始まる単元で「複数形」があります。
基本は名詞の後にsをつけるなのですが、中にはesをつけるもの、最後の文字yをiに変えてesをつけるものがあったりします。
このように基本(らしきもの)があって、「例外がいくつかありますよ」ということが多いのですが、その例外の多さが他の科目に比べて多いのかもしれません。そして、テストの問題は1/3は基本的な問題ですが、残りは「例外」を織り交ぜた問題がほとんどです。つまりここを覚えていなければ点数UPにはつながらないのです。
これは文法的な問題だけではありません。英単語にしても中には複数の意味のある単語もあるので、それを覚えていかなければなりません。例えば「about」は「~について」という意味がありますが、「およそ」という意味もあります。これらはどちらか覚えたらOKというわけではなく両方覚えていかなければなりません。英熟語になったら話はもっと複雑になりますね。
野球の練習にたとえて言えば、普通に転がってくるボールを取る練習はもちろん必要でやらなくてはいけませんが、イレギュラーバウンドするボールに対応するような力も同時に養っていく必要があります。イレギュラーバウンドに強いお子さんほど英語に強くなっていく、とも言えると思います。
教科書を中心に据えた勉強を
では、そのような力を養っていくにはどうしたらいいかですが、これについては「教科書を中心に据えた学習」をお勧めします。
いろいろな問題集に取り組んでいただくのは全然問題ありません。でも最後は教科書に戻ってくる、そんなイメージです。
教科書というのはとてもよくできていて、基本文を教えながらその他にも様々な表現というものを実にバランスよく教えています。教科書に出てくる文章は一通り丸暗記してもらいたいぐらいです。
そうすることによって、英語的な表現に関するセンスもどんどん磨かれていきます。中一ではありませんが、例えばearly、早くという単語を動詞の前に書いてしまうお子さんがいます。oftenやsometimesが動詞の前に来ることが多いので気持ちはわからなくもないですが、動詞の前にくることは少ないですよね。こうした部分はある意味センスだと思いますが、センスを養うのに教科書をじっくり読むのは大変有効なトレーニングです。
実際に当教室でも定期テスト対策では教科書に準したテストをやってもらっています。意外とできないのは教科書に出てきた表現をもとに作られた問題だったりします。これは、成績が良い方のお子さんでも同様の傾向が見られます。
当教室では日頃英語の勉強に入る際に、教科書の単元を一緒に読み合せるところから始めています。
また、セルモ学習システムは教科書の進み方に沿った構成となっておりますので、自然な形で学習できるのが強みです。
英語の学習に関してお聞きになりたいことがございましたら、お気軽にご連絡ください。