中学3年生 12月以降受験までの過ごし方
皆さんこんにちは、個別学習のセルモ 練馬関町教室の芝田です。
12月です。受験に向けて追い込みの時期になります。
高校受験を控えている中学3年生のお子様をお持ちのご家庭はこの時期どう過ごしたらいいのか、塾としての考えをお伝えしたいと思います。
全てをプラス方向に持っていく
当然のことながら、ここから先勉強む向かっていく雰囲気づくりがとてもとても大事です。
親御さんからすると、「あれもできていないのではないか」、「これもできていないのではないか」、「この点数で大丈夫なのか」と心配な面が多々あることでしょう。
それはそれで当然だと思うのですが、ここで意識していただきたいことがあります。
それは「できた事にしっかり目を向け、それを言葉にしてお子様に伝えてあげる」ということです。
例えば、数学の計算問題5問のうち、昨日までは×が2問だったが今日は×1問に減らせたという場合、
「×1問減らせたね、昨日より良くなってきている」ということをお子様に明確に言葉にして伝えてあげてほしいのです。
「そんな勉強の細かいことまでは見ていない」と言われそうですね。上記は一つの例です。お伝えしたいことは、日頃の会話の中でそんなことをキャッチしたらプラスに返してほしい、できれば上記のようなプラスなことをキャッチするようにしていただきたいということです。
お子様の勉強に向かう姿勢を敏感にキャッチする
上記の「すべてをプラス方向に持っていく」というのが基本ですが、その基本に立ったうえで、お子様が今プラス方向に向いているのか、停滞気味なのかマイナス方向に行ってしまっているのか、を敏感にキャッチしていただきたいのです。
塾に来るお子様を見ているとそれは一発でわかります。お子様をずーっと見てこられた親御さんであればなおさらわかると思います。
それでもし、停滞もしくはマイナスに感じるようであれば、多くの場合、それは合格に向けての算段ができていないからです。
合格するにはまず合計で何点取ればいいのか、各科目何点取ればいいのか、その為にはどの設問は必ず得点しなければいけないのか、その為にはどんな方法を取ればいいのか、どんな点に注意して取り組まなければいけないのかといった基本方針がお子様の頭の中にないから、今一つやる気が出ない、何をどうしたらいいかわからないのです。
作戦を立てるときに「過去」は関係ない
ですから、停滞もしくはマイナスと感じた場合は早急に作戦を立てる必要があるでしょう。
その際に大事なことは、「過去の事を考えすぎない、引きずらない」ということです。
例えば自分は理科でこれまでは50点しかとれなかった、これを65点にするのは無理だ みたいなことです。
でもこれは大きな間違いです。特に理科や社会は知識がつけばつくほど上がっていくのです。ここから驚異的な伸びを見せるお子様も多くおられます。
ですから、その作戦を立てるときに意識してもらいたいことは、「今、これから自分が努力すればできる」という意識をお子様本人も親御さんも持つということなのです。
模試で思ったような成績が出せなかった、でも極論すれば模試は模試なのです。これから努力すれば自分が達成できる、という作戦を立てて実行することに全力を注ぎましょう。
とにかく、「プラスの雰囲気」これが何より大事です。プラス、プラスでいきましょう!