都立高校入試問題を見て思うこと
こんにちは、個別学習のセルモ 練馬関町教室の芝田です。
今年も都立高校入試が終了しましたね。各メディアで問題と解答が掲載されていますが、そちらを見て思ったことを記載します。
数学と理科が難しかった?
巷では「数学が難しかった!」、「理科が難しかった!」という声が多いようですね。
確かに、数学は証明問題のところがいつもと違うテイストだったように思います。ここ数年の傾向としては証明の基本的なスキルがあれば確実に得点できるところですが、少し迷いが生じてしまう、考えすぎてしまう、等しい角を見つけられないなどで、ここに時間がかかってしまった人は多かったかも。。
理科は後半の問題が難しかったかもしれないですね。今年は平均点が下がるのではと予想する声もあるようです。
当教室では数学に関して、大問3関数の問題では等積変形が扱われる可能性大と予想し取り組んでおりましたが、的中したかなという感じです。
改めて必要な力とは
今までやってきたこととちょっと違う角度の問題が出てきた、受験ではよくあることです。
今年で言えば数学の大問3とか4の証明などでしょうか?
こんな時に、一息ついて落ち着いてやれるところから1つ1つ手がかりを見つけ正解に近づいていく、そういうアクションが取れるか、ワーッとなって諦めモードに陥ってしまうか、この辺が勝負の分かれ目だと改めて思いました。
困難な状況を乗り越える力は、普段から養っていくしかありません。自分にとって難しい問題が出てきた時に、まずはチャレンジして書けるところから書いてみる答え合わせをする、何がポイントだったのかしっかり理解する、それをノートに書きとどめる、こういう流れで勉強しているお子さんだったら「困難を乗り越える力」は徐々についていくでしょう。
しかし、難しい問題の時に手が止まってしまう、答え合わせも正解不正解のみに着目して不正解の時には答えを書いておくだけ、振り返りをきちんとしない、という流れで勉強していたら「困難を乗り越える力」はなかなか身につかないでしょう。これは中学受験でも同じですね。
お子さんのノートがどうなっているか、一度点検してみるのもいいかもしれませんよ?当教室でも引き続き上記のポイントに注力して取り組んでまいります。