絶対に失敗しない中学生の英語勉強法とは?
皆さんこんにちは、個別学習のセルモ 練馬関町教室の芝田です。1学期が始まって1か月ちょっとが過ぎました。お子さんの勉強のほうはいかがでしょうか?
今回は英語の勉強法についてお伝えしたいと思います。特に、中学1年生のお子さんに役立つ内容となりますので、是非参考にしてください。
最初はとてもよくできていたのに?
中学に入って最初の中間テスト、学校によっては期末試験が一番最初ということもあるかもしれませんが、たぶん平均点は70点から80点の間ぐらいだと思います。それくらい、最初はみんな英語はOK!という感じだったのが、学年が進むにつれて得意な人と苦手な人に分かれてしまう、これは何故でしょうか?
中3で英語が苦手という人がやってしまう間違い
ここで、原因のお話に入る前に、中3で英語が苦手という人がよくやってしまう間違いをいくつか紹介したいと思います。
Heと言えば3単元のsだと思ってしまう
Heと言えば3単元のsだという意識が強すぎて、助動詞が入った文でも動詞にsをつけてしまいます。
How many の後に名詞を続けない、続けたとしても複数形のSをつけない
並び替えの問題などでHow manyの後に名詞の複数形を続けてくれれば正解になるのですが名詞を離れたところに書いてしまう、あるいは複数形にしないなどのミスをしてしまいます。
どうしてそのようになってしまうか
理由はいろいろだと思いますが、一つ理由として考えられるのが「これまで、普段の勉強ではそのとき学校の授業でやっているところしか復習してこなかった」というのがあると思います。
こういう勉強をしていると、助動詞の勉強をしている時には助動詞のことはできるけれど、3単元の問題が混ざっていた時にはそれができない、ということが起きたりしがちです。さらに言えば、一つの問題を見たときに、本当はいろいろな角度から注意を払わなければいけない(肯定文なのか疑問文なのか、現在なのか過去なのか)のですが、このような勉強では注意ポイントを複数持って問題を見る力を養うことができないのです。
ではどうすればいいか
そこでおすすめの勉強法です。
それは、常日頃から今勉強しているところだけではなく、前の単元から総ざらいするような勉強の時間を作って行うのです。
中間テスト、期末テストの前も試験範囲のところだけやるのではなく、その前に習った単語や英文法も忘れていないかチェックを入れる時間を作るのです。例えば2学期の中間だったら、そのときの試験範囲だけではなくて、1学期に覚えた英単語や文法の問題をもう一度やり直しておくのです。
そうすることによって、過去の積み上げもしっかりやりながら、新しいことを吸収していくという学習スタイルが自分の中に定着していきます。
今回の内容が中学1年生向きと申し上げたのも、こういう勉強方法は特に中学1年生におすすめだからです。欲を言えば、中2の1学期ごろまでは前にやった内容も復習するような勉強をつづけた方がベターです。
注意すべきこと
ただ、注意することは一つあります。こういう勉強法を続けていると時間が足りなくなってしまいます。つまり、ずーっとこの方法を続けるのは難しいのです。
でも、中学1年生くらいまでの間であればこの勉強法は成立します。ですから、中学1年生の間はこうしたスタイルの勉強法を続けて、前に習った知識もホールドしながら新しい知識を吸収し使えるようになっていくようになってもらいたいと思います。
そして、「もうこれ以上、最初からさかのぼってやることもないだろう」となったら勉強のスタイルを現状に合った形に変えていくのがいいと思います。
このように苦労して身につけた力というのは、簡単に消えることはありません。逆に後になればなるほど、英語で巻き返しを図るのはきつくなってしまいます。
是非、今回のような考え方を一つの参考にしていただければと思います。