お子様の「勉強しない」と上手につきあうための3つの方法
勉強しないお子様をみてつい焦ってしまう、イライラしてしまう、怒ってしまうなどよくありがちなことですよね。
こうしたお子様の「勉強しない」に対してどのようにつきあっていくのがベターなのか、今回は3つのポイントをお伝えしたいと思います。
勉強しないお子様には「宣言」をしてもらいましょう
まず、「勉強させよう」と思わないことです。人を自分が意図する方向に仕向けようとするのは労力がかかること、それはお子様のことだって同じことです。
ではどうするか。人には「自分で言ったことはやる」といった性質があります。それをお子様の勉強にも利用するのです。
親御さんは「〇〇ちゃん、何時から勉強するの?」とだけ聞きます。
そうすると「5時から!」とか「6時から!」など何らかの答えが返ってきます。
それで時間がきて勉強を始めたらしめたものです。「勉強しなさい」と言わなくて済みましたね。
中には内心勉強なんかしたくないものの、答えないわけにもいかないのでテキトーな時間を言うお子さんがいたり、勉強する時間になっても勉強を始めないお子さんもいます。
時間が来てもやらなかったら「〇〇ちゃん、さっき言っていた時間だね」と言うことだけ伝えてあげます。
そうすると、「もうちょっと待って」とか「〇時〇分に変更する」など言うお子様もいるでしょう。
そういう場合でも最初のうちは少し待ってあげたりするといいでしょう。
ここでは「自分で言ったことはしっかり実行できた」という実感をお子様が持つことが重要です。
「自分で言ったことに責任を持つ」という姿勢にもつなげることもお子様にとって意味のある事でしょう。
お子様の「区切り」を上手にサポートしましょう
大人でもそうだと思いますが、勉強に向かうには一定のエネルギーが要ります。「勉強しなさい」と言われてネガティブな気分で机に向かうよりは、楽しい気分、前向きな気分で机に向かった方がベターです。
「このテレビ見たらやるよ」
「このゲームやったらやるよ」
「この漫画読んだらやるよ」
というのもお子様側から考えると一理はあると思います。
こう言われて、見終わった後勉強に向かえば良しとして、勉強に向かわなかった場合は「それじゃ、勉強しようか」と軽く促して、お子様の遊びと勉強の区切りを上手くサポートしていきましょう。
同時に、お子様がテレビをどれくらい見たら、このゲームをどれくらいやったら、漫画をどれくらい見たら勉強する気になるのかを観察しておくとよいでしょう。それほど時間を取らない「気分転換できるテレビ、ゲーム、漫画」というのを定番化するのもいいかもしれません。
上手く気分転換をして、上手く休憩をとりながら毎日勉強できるお子様にサポートしていきましょう。
親御さん自身がハッピーになりましょう
よく、「相手のいいところを見ましょう」って言いますよね。あれはどうやったらできるのでしょう。
これを応用して「お子様のいいところを見るようにする」にはどうしたらいいのでしょうか?
少なくても、親御さん自身がストレスにまみれている状態では難しいのは明らかです。
反対に親御さんの心が満たされた時、例えば何かとてもいい話を聞いたとか、人から温かい言葉をもらったとか、親御さんの心が満たされるような方向の出来事があった時には、お子様に対する接し方もポジティブで温かみのある方向に向かうのではないでしょうか。
そう考えるとお子様をどうこうという前に、ご自身のケアをすることがお子様への適切なサポートにつながっていきます。
なかなかうまくいかないなーと思ったら、お子様ではなくご自身に一度フォーカスして対策を考えてみましょう。