できればしっかり取り組んでおきたい小学校5、6年の算数の単元とは?
皆さんこんにちは、個別学習のセルモ 練馬関町教室の芝田です。
今回はタイトルがやや長いですが、「できればしっかり取り組んでおきたい小学校5、6年の算数の単元とは?」というテーマでお伝えします。
中学数学で苦手意識を持ちやすい単元・時期とは?
以前も似たようなテーマで、「中学進学時に分数がわからないと大変なことになります!」をお伝えしました。今回は、分数はまあよしで、中学最初の正負の数も一応無難に切り抜けることはできたとしてその先の事に触れたいと思います。
正負の数以降、次に苦手意識を持ちやすい単元はずばり「方程式の文章題」です。
方程式の計算自体は、正負の数や文字式を乗り越えてくれば、何とか対応できることが多いと思います。
問題は方程式の文章題です。ここで小学校時代、ともすると皆が内心難しいと感じているにも関わらず学校ではそれほど時間をかけずに通り過ぎてしまった単元が一気によみがえってきてしまうのです。
それは、
✔割合の問題(比べる数、比べられる数)
✔百分率
✔食塩水の濃度
✔原価、売値、仕入れ値の関係
✔速さ
✔比の問題
小学校時代、これらの単元はやや難しいのでともすると「大体わかっていればいい」という感じで通り過ぎてしまいます。その時はそれでいいのですが、中学で方程式の時期になると状況は一変し、上記の事がしっかりわかってないと式を立てるのすら苦労してしまうということになってしまうのです。
ではどんな勉強をしていればベターだったのか
それはずばり、中学受験用の勉強をかじっているのがベターです。中学受験用の勉強をすれば食塩水の問題にせよ速さの問題にせよ、多少は突っ込んで勉強せざるを得ません。そこで完璧にわからなかったとしても、「小学校の時にこういう勉強したことがあるな」という認識があれば、中学で改めて勉強するときにも「ここはちゃんと勉強しなければいけないところだ」という心の構えができることも期待できますし、勉強内容の理解自体もスムーズにいく可能性も高くなるでしょう?
突っ込んで勉強する機会がなかった場合は冬休み・春休みを活用!
とはいえ、中学受験もしないのに中学受験用の勉強をする人はそれほど多くはないでしょう。
そうなると、残りの手としては6年生の冬休みや3学期、春休みを活用して今一度これらの単元を一歩深く勉強することです。これが後々大きな力となります。
とにかくお伝えしたいこととしては、中学に行ってから食塩水の問題や原価の問題を紐解いて勉強するのはタイミングとしては遅くあまりお勧めできないということです。早目早目の勉強が有効です。