今の時期にピッタリ 歴史が苦手という人にオススメの勉強法
なぜ歴史上の出来事が頭に入っていかないか
お子さんたちを見ていると、時々歴史が苦手というお子さんがいます。
教科書や問題集に書いてあることがなかなか頭の中に入っていかない感じです。
そういう場合、おそらく歴史=覚えるものという意識が強すぎることが原因のように思います。
歴史上の覚えなきゃ覚えなきゃ、苦手だけど覚えなきゃという意識が強すぎるのではないでしょうか。
歴史=暗記と思いすぎると、内容の理解がとても浅いものになってしまいます。
たとえ一時は覚えたとしても、内容の理解が浅いうえでの暗記となってしまっているので、すぐに忘れてしまう可能性が高いのです。
まずは歴史の流れ(ストーリー)を理解することに集中しよう
ではどうしたらいいでしょうか。
まずは、歴史=覚えるという感覚を捨てて、勉強する単元の歴史の流れ、ストーリーを理解することに集中することです。
その為には教科書はもちろんですが、物語風に書いてある参考書を見つけて、まずはゆったりとした気持ちでそれを読んで、歴史の流れを理解することに集中しましょう。
それからなんでもいいので、自分にあった問題集の問題を解いてみましょう。そして答え合わせをすると、自分が理解していたと思っていた歴史の流れがあやふやであったり、大事なキーワードを意識せずに読み飛ばしてしまっていることに気づくでしょう。そこが、自分が集中して理解し頭に入れるところなのです。
こうした勉強に切り替えていくうえで必要なことはいわゆる「暗記型」から「発見型」の学習に切り替えていくということなのです。
年号は特に意識しよう
もう一つおすすめの方法があります。
それは年号を意識するということです。
目的は2つあります。
1つは歴史の流れを数値的な面からクリアーに理解すること、もう一つはより理解を深めることにつながるような「疑問」を持つ、ということです。
例えば、第二次世界大戦のところで、ドイツがポーランドに侵入したのが1939年ですが、独ソ不可侵条約も1939年に結ばれています。
そこで、1939年に「ドイツがポーランドに侵入」、「独ソ不可侵条約」と機械的に暗記するだけでは勿体ないのです。ちょっとここで疑問を持ってほしいのです。例えば「一国が他国に侵入しながら、もう一つ別の国と不可侵条約、この二つの出来事には何か関係があるのかな?」とかです。
そんな疑問を持ったら少し調べてみることをオススメします。そうすると、思ってもみなかった新たな発見があるでしょうし、勉強したことに対する理解も知らず知らずのうちに深まってしまうのです。
そうすると、歴史の勉強が「覚える」から「発見しながら理解を深める」に変わっていきます。同時に、一度理解したことは以前よりも忘れにくくなっていることでしょう。
良い疑問をもつこと、コーチング的アプローチのおすすめ
ここまでお読みになられたら感じ取っていただけると思いますが、こうした勉強を行っていくためには「いい疑問を持つ」ということが必要になります。
セルモ練馬関町教室では、コーチングスキルを持った講師が良質な質問を投げかけることで、お子様の理解を深める取り組みをしております。