中学1年生 夏の学習を成功させる3つのポイント
今年はコロナの影響で、小学生から中学生へステップアップする大事な時期をこれまでにない形で迎えることになってしまいました。
これからの勉強大丈夫かなと心配の親御さんもおられることと思います。
ここでは、中学1年生のお子様の学習ポイントについてお伝えいたします。
小学生から中学生へのマインドセットは大丈夫ですか?
一言で中学一年生と言っても、いろんなお子様がおられます。そういう中で比較的このお子様は上手くいっているのではないかと思われるパターン、場合があるのですが、それは何かというと
「小学生から中学生への気持ちの切替がしっかりできている」という場合です。
勉強のことに関して言うと、
✔中学生になったら小学生レベルの勉強量じゃだめだよな
✔いい成績を取るにはどのくらい勉強しなければいけないのかな
✔どんなところがテスト範囲になるのだろう、しっかり先生の言うことを聞いて確認しよう
など、自分の勉強に関することについて、以前よりも自分事としてしっかり考えているような言動が見られるお子様です。こうしたことが他人任せ、つまり親御さん任せになっている場合は注意が必要と思います。
「もう中学生なんだから」と過度に言いすぎるのは良くないですが、お子様の意識について一度確認してみるとよいでしょう。
ちなみに当教室では、日ごろから勉強に関しての見通し(塾としての〇〇君の成績UPのために考えていることなど)を頻繁に共有させてもらうことによって、上記のような意識をお子様が自ら持てるように取り組んでおります。
科目毎のチェックポイント
ここからは、もう少し具体的に科目ごとのチェックポイントについてお伝えします。
英語
ここまでのお子様の単語力はいかがでしょうか。
チェックしていただきたいポイントは、「新出単語10語を30分以内で覚えられるかどうか」という点です。
2学期になると進出単語でも綴りの長いものが出てきます。文法だって難しくなります。そう考えた際に英単語習得にかけられる時間はそう多くありません。Maxでも30分以内でいったん覚えていくような学習サイクルを作り上げていく必要があります。そうしないと他の科目を勉強する時間が無くなります。ですからこれは必須事項というレベルです。
ちなみに当教室では、英単語を覚えるのにお時間がかかってしまう場合には、急がば回れでフォニックスからやり直しています。本当に英語が苦手というお子様が夏休みにフォニックスからやりなおして、2学期の成績が英語を含め5教科で100点UPした例もあります。そのお子様は今では、動詞の不規則変化表を覚えてと言えば、1ページ30分ぐらいで復習してくれます。
数学
今の時期だと正負の数が終わり、文字式に入り始めているところでしょうか?お子様の計算力は大丈夫ですか?
よくあるのが分数が入ってくると途端に正解率が下がってしまう場合です。程度にもよりますが、分数の計算や数の大小(0.6と4/5はどちらが大きいか、数直線上での数の大小)などでかなり迷ってしまうという場合、夏休みがラストチャンスです!!
2学期からは1次方程式の勉強が始まります。多くの人が苦手意識を持ってしまう1次方程式の文章題も始まってしまうのです。そんな段階で分数の復習をやる機会を捻出するのは非常に難しいと言っていいでしょう。夏休みを有効に使った学習計画を立てることをお勧めします。
ちなみに当教室で保有するマルチメディア学習システムでは、「単元学習」という機能を使って、分数の単元をかなり前からさかのぼって学習することが可能です。改めてこちらに取り組んでももらうと、分数についての理解を自然と深めることが出来ます。
国語
お子様が苦手なのは漢字でしょうか?読解でしょうか?文法問題でしょうか?
多くの場合、国語が苦手というお子様の原因は簡単です。
「勉強していないだけ」です。勉強すれば平均点ぐらいはすぐにいきます。やらなければ損ですね。
漢字で失点が多いという場合、テストで約20点近くをみすみす落としているということになります。漢字をコツコツやって覚えればいいのです。
読解が苦手という場合、書店で販売している教科書毎の定期テスト対策問題集を2,3冊やればいいのです。似たような問題がテストでも出てくる可能性大です。
当教室の場合は教科書準拠の塾専用教材を使用して国語対策をしています。単純な取り組みですが、これで平均点を超えるぐらいまでは簡単に到達しています。
適切な目標設定をする
適切な目標設定をすることも大切です。以下にポイントを記載します。
2の教科を3以上にするのは必須
残念ながら通知表で2の教科があった場合、早い段階で3以上にしていくことは必須です。通知表の成績はすぐには上がらない場合もあります。2年生の後半、3年生を迎える段階で2の教科があるという状態は避けたいところです。
苦手なことばかりをやるのは誰でもきつい、得意なものとセットで
とはいえ、苦手なことばかりをやり続けるのは誰でもきついです。例えば英語が得意で数学が苦手だとしたら、これらを組み合わせて「英語と数学で30点UP」という目標設定をして、得意なことと苦手なことをセットで取り組めるような意識付けをしていくことが有効です。
先取り学習への転換
こちらは目標設定とは少し違ってくるかもしれませんが、学習スタイルについてもなるべく早く段階から予習型、先取り学習へ転換していくことをお勧めします。先取り学習へ転換することで得られるメリットは次のとおりです。
✔学校の授業を聞くときに余裕が出る、学校の授業が復習となっていく
✔授業のペースダウン、ペースアップへの対応を余裕を持って行うことが出来る
✔自立学習の力がついてくる
こうしたメリットを通じて自分のペースで勉強出来るようになります。勉強以外にも部活動頑張りたい、習い事も両立させたい等考えられているお子様にとってはメリットが大きいのではないでしょうか。
まとめ
では今回のまとめです。
✔お子様のマインドセットを確認し、自律の方向へ考えられるような会話、声がけをしましょう
✔科目毎に課題をチェックし、夏休みの学習計画を立てましょう
✔適切な目標設定をしましょう
当教室では上記のようなことに関する学習相談を受け付けております。是非お気軽にお問い合わせください。